iTunes, Audirvana Plus, それにMac OSのバージョンアップ

iTunesをバージョン12.0.1にバージョンアップした.ロゴも変わり,久しぶりの本格的なバージョンアップだったようだ.Good newsとbad newsとがある.

いい点から言えば,表示がよりわかりやすくなった上に,なぜか音質が向上したように聞こえる.iTunesは制御のためのView部だから,音質に直接関わる部分はないはずだ.しかし,確かに音がよくなった.音場が豊かになり,しかも透明感は増している.デリケートなエコーが鮮明に現れ,音場が広がる.音の立ち上がりは鋭く明晰で,音像定位が明確だ.音のリアリティがさらに増し,別室で聴けば,不気味なほどだ.

一方,大幅なバージョンアップに付きものの副作用があり,Audirvana PlusがiTunesとの統合モードで動かなくなった.Audirvana Plusは今日バージョンアップがあり,2.0.2になったが,それを使用したにも拘わらず,新iTunesとのすりあわせがうまくいかないのだろう.統合モードにすると,エラーで強制終了してしまう.統合モードでなく,Audirvana独自の表示にすると,前回述べたような,別のアルバムが題名が同じだと言うだけで合わさってしまうという不具合は相変わらずだ.これではAudirvanaは使い物にならない.結局,無駄な買い物をしたことになってしまうのだろうか.

バージョンアップといえば,いよいよMac OS 10.10(Yosemite)が昨日リリースされた.しかし,Devialet社から,Yosemiteへのバージョンアップは,Devialet AIRが動かなくなるからしばらく待ってほしい旨のメールが入った.最近はDevialet Airを全く使用していないので,かまわないといえばかまわないのだが,やはりリリース直後のバージョンは何が起こるか不透明だ.思わぬ不都合から,拙システムのパソコン関係が全く動かなくなれば,音楽が聴けなくなるのだから,とてもじゃないけれど,受け入れがたい.一方で,ひょっとするとCoreAudioも改良されたのでは,というほのかな期待もある.音質向上に関係するからだ.もちろん,新OSへの好奇心も抑えがたい.どうしたものか,しばらく悩むことになるだろう.

それにしても,iTunesもAudirvanaも音楽ライブラリの作り方やその表示がどうも基本的なところでいい加減なようだ.Gracenoteのメタデータのいい加減さといい,困ったものだ.

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