WiFiによるストリーミング

Devialet社のデジタルアンプD-Premierをバージョンアップしてもらい,D-Premier Airにした.同社のホームページを参照しながら我流でセッティングをしたところ,うまく行かず,今日,輸入元のステラヴォックス社に電話で細かく教えてもらい,やっと音が出るようになった.いまのところ,単純にiTuneで再生しているだけだが,AACファイルだと音が若干ざらついて固い感じがするものの,AIFFでは夾雑物が一切聞こえず,どこまでも清冽で,音場も緻密でクリアだ.これならば,エソテリックDV 50のデジタル再生音を超えるといっていいのではないだろうか.これから念入りに聞き込んでいこうと思う.

それにしても同社のマニュアルもホームページも,デザイン優先のためか,簡潔すぎるところがあって,その説明は推測しながら理解しなければならない.何をどうするのか,図のなかの適切なアイコンを開かないと出てこないし,それだと2次元なので順番が分からない.Configulatorと呼ぶページでD-Premierの各種設定値を与え,そこで出来あがるテキストファイルをSDカードにダウンロードし,それをD-Premierに挿入する.そのとき,電源プラグは抜いておかなければならない.SDカードを入れた状態で電源プラグをつなぐとそのときにこの設定値がアンプのPROMに入る(という順番は説明書になく,推測しなければならない).WiFiに繋ぐ場合,そのネット名(SSID)とパスワード(キー)を指示することが必須であるから,それを設定値として与える.アンプを起動すると,SDカード上の設定値がPROMに移る.そして,音源をAIrつまりWiFiに選択する.ここで,アンプのディスプレイでAirという文字がオレンジから黒に変わるはず(そうならなければこれまでの手順でどこか間違っている).

一方,パソコン側では音楽情報をこのネットにストリーミングで送り出すアプリケーションが必要である.これも同社のホームページからダウンロードする.そしてそれを起動する.すると,アプリのアイコンがメニューバーに現れる.これが灰色から黒に変わると,D-Premierに繋がることを示す.アプリアイコンのプルダウンメニューにそのアンプに与えた機器名称が表示されるので,それを指定する.この状態になれば,あとはiTunesなどで音楽ファイルを起動させるだけでよい.ストリーミング状態を示す各種パラメータもこのアプリのメニューで見ることが出来る.

セッティングの大きな流れがわかり,自分でも納得がいったので,そのとおりにしたつもりなのに,アンプがWiFiにつながらない.Trouble shootingのページなどを熟読してもどこがわるいのか分からない.輸入元の人にそれこそ手取り足取りの指導を電話で受けながら気がついたのは,なんと挿入したはずのSDカードの情報がセットされていないことだった.このアンプではSDは裏返し挿入しなければならなかったのだ.知らなかった! これも紙のマニュアルにもウェブページにも書いてないこと.

表を上にして挿入するようにすると,受け入れ口の接続端子が上向きになり,埃が載りやすくなることを嫌ったのだろうか.私はSDカードはこれまで全く使ったことがないので,分からないのだが,他の機器はどうしているのだろうか.

とんでもないことで悪戦苦闘したが,ともかく無事稼働し,しかも結果が素晴らしいので,明日からまた,いろいろな音源を試して見る楽しみが出来た.

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